前回までのあらすじ:
えっと、 Tomcat と MySQL の設定まで終わってるんだよね。そしたら Confluence Setup Guide をもとに、 http://servername:8080/foo, http://servername:8081/bar でセットアップしちゃってください。話はそれからだ!。
説明がどんどん荒くなっていきますが、今回は Apache のお話です。個人的には HTTPS で通信を行いたいので、あらかじめ証明書を入れておいてください。あと Virtual host の設定も忘れずに。この辺はググればいくらでも出てくるよ。
FUJISSL とか、なんか最近は、ずいぶん簡単に証明書が手に入るようになったんですね。技術的な話はおいておいて、証明書の発行っていうと、会社の登記情報だったり、在籍確認だったり、私が私であることを証明するための、哲学的なプロセスがある印象があるのですが、そうですか、メール 1 通で私が私であると(略)。
Apache と Tomcat の連携については、例によって Using Apache with mod_proxy を読んでおけばだいたい大丈夫です。
Gentoo Linux で必要なモジュールを組み込むためには、あらかじめ以下を /etc/portage/make.conf に定義した上で、 Apache をインストール必要があります。
USE="apache2 ssl vhosts" APACHE2_MODULES="${APACHE2_MODULES} proxy proxy_wstunnel proxy_http"
足らなかったらごめん。
具体的な設定ですが、上記のドキュメントの 1 Set the context path と 2 Set the URL for redirection については、さりげなく「その 1」で完了しています。
なので、 3 Configure mod_proxy の Example 1: Configuration with context path をもとに、こんな感じの設定をすれば大丈夫。
# foo ProxyPass /foo/synchrony http://servername:8081/foo/synchrony <Location /foo/synchrony> Require all granted RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP:UPGRADE} ^WebSocket$ [NC] RewriteCond %{HTTP:CONNECTION} Upgrade$ [NC] RewriteRule .* ws://servername:8081%{REQUEST_URI} [P] </Location> ProxyPass /foo http://servername:8080/foo ProxyPassReverse /foo http://servername:8080/foo # bar ProxyPass /bar/synchrony http://servername:8091/bar/synchrony <Location /bar/synchrony> Require all granted RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP:UPGRADE} ^WebSocket$ [NC] RewriteCond %{HTTP:CONNECTION} Upgrade$ [NC] RewriteRule .* ws://servername:8091%{REQUEST_URI} [P] </Location> ProxyPass /bar http://servername:8090/bar ProxyPassReverse /bar http://servername:8090/bar
あとはドキュメント通りかな。
これで、 https://www.example.com/foo と https://www.example.com/bar から、それぞれの Confluence のインスタンスを確認できれば作業完了です。おつかれさまでした。
でね、でね、過去に仕事で使っていた時もそうだったんだけど、この Confluence、非エンジニアの人にはすごく使いづらいんですよね。
で、何が起きるかというと、基本的に更新するのは全部自分、という結果になります。
まぁ、メールベースでのやりとりをまとめたり、サッと確認したい資料をまとめたり、参照するにはそんなに苦ではないらしい。
どう考えても直感的な UI ではない、と Excel 方眼紙を愛用する弟に言われました。
幸いに、Excel 方眼紙をメンテナンスするよりははるかに精神的な苦痛が少ないので、自分に権限があるプロジェクトでは Confluence を強くオススメしておりますです、はい。
あとは、ライセンス代がかなり良心的ですよね。ユーザ数が 10 人までは $10 ですから、気軽に導入できます。
ただ、10 人を超えて、 25 人までのライセンスになると $1,400 って、ですよねぇ、ビジネスってそんなもんですよねぇ、首根っこ捕まえてからが本番ですよねぇ、と、いろいろ勉強させてもらえます。
詳細は For teams of all sizes, hosted on your server ここにあります。
この手の環境設定の話は、自分の仕事とは全く被らないので、人の目につくところに置いても安心です。
そもそも、イマドキ自宅サーバって何?、複数インスタンスじゃなくて、 Docker とか仮想環境を構築したりするんじゃないの、普通、とかいろいろ声が聞こえて来そうな気がしますが、気にしない気にしない。
という感じで、何年か後に今の自分に感謝するはず。